出産の予感【妊娠23週6日目】
2018年4月15日(日)
午前中から、旦那と母が一緒に来てくれました。
特に何かするわけでもないけど、お昼を一緒に食べて、15時頃、二人とも帰宅。
その後、木曜日からお風呂に入れていなかった為、看護婦さんが身体を拭いてくれました。
気持ち悪いくらい髪はベトベト、身体は寝臭いし、酷い状態。
トイレ以外、動く事を禁じられていたため、汗をかくことは無かったが、こうもお風呂に入れていないと、人に会う事すら嫌だった。
旦那に持ってきてもらったタオルをお湯で濡らし、背中を拭いてもらった。
石鹸の香りのするタオル。
私「これ、石鹸つけてるんですか?」
看護婦さん「つけてないですよ~。多分〇〇さん家の柔軟剤の匂いですよ」
あれ、うちの柔軟剤ってこんな良い匂いするのか?
とっても良い匂いだったので、身体の至るところを思いっきり拭いてやった。
頭までゴシゴシと拭いたけど、べたべたした状態は改善されなかった。
"まぁこれも赤ちゃんのため”と諦め、身体を拭けた事に感謝した。
16時頃、弟がお見舞いにやってくる。
弟「よぉ。大丈夫?」
1時間程だったか、私は普段、旦那にも言えないような母の愚痴を弟にぶちまけていた。
一緒に暮らし始めて1年が経ち、何となく、旦那はうちの母に対して嫌悪感を持っているように感じていた。
私の母は、すぐに感情的になるし、自分の意見を曲げないし、正当化させるし、酒が入ると拗ねるし愚痴も多い。
私がクッション材になっていたから、何とか3人で暮らして来たけど、今入院している状態で、二人きりにさせるのは本当に怖かった。
旦那が母の事を嫌いになるんじゃないかと言う恐れ。
「お義母さんと一緒に暮らすのはもう嫌だ」と言われるんじゃないかと思うと、本当に辛い。
確かに私も自分の母には手を焼いている。
あー言えばこー言うの人だから、何かと妥協してきたものだった。
でも、母は娘(私)を頼りにして一緒に暮らしているわけだし、母を捨てるわけにもいかない。
弟に色々と愚痴を言うと、スッキリした。
何か改善されるわけじゃないけど・・・。
18時頃、弟が帰って行くと、すぐに先生が来て「肝機能が低下している」と言われました。
自分では、あまり感じられない不調。
本当に私の身体は悪くなっているのか・・・?
あまりにも実感が無かったため、先生を疑う程でした。
先生「土日はNICUの方も受け入れを嫌がるので・・・云々」
ん?35週までもたないって言ってたけど・・・何を言ってるんだ・・・?
と、先生の言っている意味があまり理解出来ず。
難しい顔をした先生の雰囲気で、"もしかしたら来週にも帝王切開するって事・・・?"と悟った私。
弟が来た頃から、鳩尾(みぞおち)あたりに違和感があって、先生の話しが終わって、考えすぎていた所為か、更に鳩尾が苦しくなってきていた。
スマホで肝臓の位置を調べると、まさに鳩尾の位置。
「まさかこの苦しいのって・・・」
本当に死ぬんじゃないかと思って焦り始める。
ナースコールで看護婦さんに伝えると「深呼吸してみようか」と言われるが、ドキドキしていたのもあって、あまり落ち着く事が出来なかった。
ベッドの上半身の部分を斜めにしていたが、段々と苦しくなってきたので、高さを下げると少し楽になった。
徐々に苦しくなるにつれて、ベッドの高さを下げる。
もう考えないようにしよう・・・。
そう思って目を閉じると、一気に深い眠りについたのだった。