大きな生命力を持って生まれた我が子

超低出生体重児、345gの息子とママのブログ

専門的な事は専門家へ

2018年2月25日(日)

不動産屋さんに連絡を取り、私と母と旦那の3人で、物件を見に行く事にした。

元々、出産が終わってから購入しようと決めていたのに、あれから火が付いたように動き出していたのだった。

不動産屋さんからそこの物件まで、車で結構時間が掛かり、妊娠中の私には酷く堪えた。

妊娠してからと言うもの、乗り物酔いが激しくなった。

電車やバスでも気持ち悪くなる。

動悸が激しくなり、乗せてくれていた担当の人も、心配してくれて「窓開けましょうか?」と言ってくれた。

「2月のこんな寒い時に、すみません・・・」

本当に申し訳なく思ったけど、車の中で吐かれるよりはマシだっただろうな・・・(笑)

 

やっとの思いで辿り着いた物件。

中古マンションの集合住宅。

中古と言ってもまだ出来て新しい。

外観からとても綺麗で、庭は整備されているし、緑も多く、子供も多い。

大きな噴水が二つもあって、夏はここで子供たちが遊んでますよ~と言わんばかりだ。

 

「凄い大きくて綺麗だね~」

私は、今まであった吐き気もなくなり、一気にテンションが上がった。

実際に売り出されている物件に案内され、中に入ると驚いた。

とても広い4LDK。

リフォーム中だった為に、多少機材などは置いてあったが、壁紙も張り替えられ、それなりに綺麗になっていた。

何より一番はバルコニーからの景色だ。

ここは14階。遮るものもなく、天気が良かったため、日当たりもよく、遠くに海も見えた。

 

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「ほら、スカイツリー見えるよ!」

私の気分は絶好調。今までの動悸は何だったのか・・・。

妊娠中は、体調的にも精神的にも、浮き沈みが激しいというけど、まさにそうだと思った。

色々と部屋を見回って、母も「此処なら今よりも広い自室が持てるわね!」と喜んでいた。

 

旦那がその担当者の人に「このくらいの物件で都内ってないですよね」と聞くと、

「まずないですね。金額は倍以上するだろうし、そもそも今都内に4LDK自体が少ないんですよ。此処ももう3組の方が内見に来られていて、3組ともリフォームが終わったらまた見に来たいって言われているので」

 

「そうだよな・・・って事は時間の問題か・・・」

旦那は真剣に考えていた。

問題の母はと言うと、部屋の広さにテンションが上がりっぱなしで、ずっと笑顔のままだった。

 

正直、私は何処でもよかった。地方でも、近場にスーパーとコンビニ、幼稚園、小学校くらいがあれば。

旦那の職場が通える距離で、身体に無理のない事だけが心配だった。

だってこれからローンを返していくのは旦那になってしまうわけだし、正直、母よりも重視したいところだし。

とは言え今の母はとてもウキウキして楽しそうだから、今がチャンスなんじゃ・・・と言うくらいのタイミング。

うちの母は後々になってうるさくなる方だし、ここで購入を諦めたらまた同じ繰り返しが起こる・・・。物件自体悪くないし、パッと決めてしまうのも一つの手。

 

「まぁ正直、デメリットが無いわけじゃないけど・・・住めば都だ!!」

 

そう言うと、何となく購入するという方向で話しが進んでいくのだった。